岡本太郎です。
知らないヒトのほうが少ない方ですよね。
最近だと渋谷の駅に展示されることになった壁画「明日の神話」がニュースなどで取り上げられていたので、亡くなってから随分経っていますが今だ健在、という感じです。
僕自身は正直あまり知らなかったというか、まあ「太陽の塔」のヒトだね、「芸術は爆発だ。」とかだよね、くらいのもので。
で、川崎市岡本太郎美術館に足を運んで、はじめて岡本太郎というヒトに向き合って見ました。
率直に感想を述べると、思っていた以上に非常に魅力満載の人間だなあ!という。

(川崎市岡本太郎美術館まで後少しのところで撮影)
絵画・彫刻にとどまらず執筆活動や舞台演出など様々なことに取り組んできた岡本太郎氏。
展示の最後にあった彼の言葉
「本職?そんなものありませんよ。ばかばかしい。どうしても本職っていうんなら「人間」ですね 。」
がその全てを表しています。
芸術、創作活動について「アートとはなんぞや?」みたいな問いを画家とかを目指す若いヒトは考えることって往々にしてあるかと思うんですが、この岡本太郎の言葉を聞いたら、「ああ、そうだよな」って納得しちゃうと思うんです。
今でもなんでグラフィックアートをこつこつ金にもならんのに精力注いでつくってるのかとかいう答えとして、人間として生きるという欲求があって、それが生きるということという単純で明快な答えがそこにはある。
表層的なことばかりにとらわれて本質を捉えられないことが僕は非常に多い。たまに気づきうんざりすることもある。まあ、この社会で生きているヒトの大半はそうでしょう。どうしても本質から目をそらす、あるいは本質に気づかない。
物事に正面から対峙しようにも、どうもできない。その理由もいまいち分からない。
だからこそ、岡本太郎の言葉は僕に響きました。
そして、岡本太郎は一般的には奇抜で前衛的な作風みたいに思っているヒトが多いと思いますが(僕もそうだったわけです)、一旦リセットして余計なことをできるだけ取り除いて彼の作品に対峙するとそれは非常にリアルな作品だという思いに駆られます。
なんだよ、これ人間じゃん。
という具合でしょうか。
いや、いまでも本質なんてわかりません。
でも物事との向き合い方について、少し今までとは違う「僕」というものを、なんらかしらの形でもっていかなきゃいけないんだと、今は思っています。
川崎市岡本太郎美術館
〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5
TEL 044-900-9898 FAX 044-900-9966
