日本最強のロックバンドだったBlankey Jet City、円熟期の傑作。
Blankey Jet City。僕が一番かっこいいと思う日本のロックバンド。
ロックの持つダイナミズムと躍動に、センチメンタルで情感あふれるメロディを併せ持つという、奇蹟のバンド、それがBlankey Jet City。
イギリス人やアメリカ人のロックバンドのほうがセンスのいい確率が高いのは文化的背景からして仕方がないと思う。彼らは生まれてまもなくビートルズやストーンズを耳にし、物心つけば家庭や学校のパーティで踊ったりするのだから。
だから中学生の頃は日本のバンドなんかほとんどクソだと思っていた。好きだったブルーハーツだって基本的にはメロディと詩のバンドだ。僕の好きなグルーヴはそこにはなかった。テレビにでてくるバンドなんて全部クソだった。ビジュアル系なんてもう最悪、僕の嫌いなハードロックやメタルのさらにもどきなかっこ悪いビートにさしてよくもない曲でフロントマンがねちゃねちゃ歌っているだけにしか聞こえなかった。(後にラルクとかすごくいいバンドになるし、大学にはいってBUCK-TICKに出会えたりするけど(遅いなあ))
なんでNIRVANAやスマパンみたいなグルーブをだせるバンドがいないのか本当に不思議だった。
そんな頃、友人にこれは絶対かっこいいからと薦められたのがこのBlankey Jet Cityだった。
初めて聞いた時は正直、「かっこ悪い!はずかしくて聞けない!」と思った。
なんせ友人が聞かせてくれたのが2nd ALBUM の『BANG!』に収録の”冬のセーター”だったのだから。
「おばあちゃんが編んでくれたセーター」とか歌って絶叫するなんてあまりにもかっこ悪いと思ってしまった。(笑)
でも、なにか違うバンドだとも同時に感じて3rd ALBUMの 『C.B.Jim』を借りた。着ぐるみのジャケットが実はいい感じだったからだけれでも。そして聞き終えた時、B.J.Cに夢中になってしまう僕がいた。
PUNKEY BAD HIP、D.I.Jのピストル、12月、ROBOT、ライラック、ヴァニラ、 ICE CANDY、3104丁目のダンスホールに足をむけろ、それから”悪いひとたち”。名曲ぞろいのこのアルバムで、僕はのなかでBlankey Jet Cityは最高のバンドになった。
そんなBlankey Jet Cityが1997年にリリースしたのがこの”LOVE FLASH FEVER”です。(ようやく本題です)
前作は”SKUNK”というやはり結構な名作をリリースしていますが、それから1年半後の本作は”SKUNK”で、ある意味Blankey Jet Cityの最高点に到達した彼らが次のステップへと進む前の円熟したアルバムです。
収録曲は以下の通り。
1. プラネタリウム
2. PUDDING
3. MICKEY DUCK
4. 皆殺しのトランペット
5. 感情
7. CANDY STORE
6. SPAGHETTI HAIR
8. ガソリンの揺れかた
9. デニス ホッパー
10. 海を探す
やばいです。最高にクールな!曲がずらりとそろっています。シングルカットされた”ガソリンの揺れかた”はBlankey Jet Cityがこの時点で放てる最大のハードロッキンなリフが聞くヒトの脳をぶん殴る最強の曲。この曲を聴いて飛び跳ね踊ることが出来ない人は単純にロックがキライなひとでしょう、といいきれます。”デニス・ホッパー”はヴァースがBassの照井ボーカルのセンチメンタルな曲。
そしてラストの”海を探す”で僕は泣き崩れます(笑)
Blankey Jet Cityは数多くの名盤を残して解散しましたが、この”LOVE FLASH FEVER”の持つ堂々たる風格は、Blankey Jet Cityが最強のロックバンドであることをどれだけ時代とともに音楽シーンが移り変わっても証明し続けています。
