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"アンテナ" by くるり:レビュー

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くるり円熟の5枚目のアルバムにして最高傑作。「アンテナ」

1stの東京以降、日本のインディロック好きにとってマストとなったバンド、くるり。
気づくと5枚目になっていました。この頃のくるりは大村達身、クリストファー・マグワイアを含めた4人編成で、1st以来のバンドっぽい姿をしていて充実していたような印象を受けます。
本作についてボーカル・ギターの岸田繁が
「クリストファーのアルバム」
と言っていたらしいですが、まさにその通りといいたくなるようなこのクリストファー・マグワイアの鳴らすリズムが最高に気持ちのよいアルバムです。自身をドラマーではなくドラムセットプレイヤーと称するクリストファー。本作のシングルカットとなっている「ロックンロール」を聞いたときは本当に衝撃的でした。こんなにも立体的なドラムってあったのかと、こんなにも素敵なドラムプレイってできるのかと、ただただ驚きました。
このアルバムはクリストファーなしには本当に完成などありえなかったのでしょう、そういった意味で外国人でありながらサポートではなく正式メンバーになっていたことが十分理解でるのです。
また、岸田のソングライティングも高水準を維持しています。前作の"world is mine"も素敵でしたが、いくつかクオリティの劣る曲が入っていて残念な気がしていましたが、本作はすべて捨て曲のないというかなり奇蹟的な作品です。

全体としてはオーソドックスなロックバンドの音像で少し地味な印象があるのかも知れませんが、圧倒的なグルーブと素晴らしい曲がそんな印象を簡単に忘れさせてくれる、僕にとってくるり史上最強のアルバムです。

今は残念ながらクリストファー・マグワイアは脱退し、アメリカに帰っています。
大村達身も脱退し、つい先日coccoのバックバンドでテレビにでていました。

ほんと、現状くるり史上、最高傑作。

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