
黄金比とは、デザイン的にもっとも美しいとされる比率のことで、近似値は「1:1.618」。
黄金比を取り入れたデザインとしては、上の写真の通りiPodやテレビの画面、タバコなど様々あります。
自然界に黄金比は多く存在するそうで(ただし例えばオウムガイの螺旋やミツバチの雄雌の数など知れている自然界の黄金比にも誤りがあり本当に多く存在するのかは僕は判断できません)、またパルテノン宮殿など、過去の建築物や彫刻など、様々なところでこの比率は存在するということです。
しかしこの黄金比というものが本当に美しいのか?と問われると自分としてはすぐに答えることができないという思いがあります。
先ほどの自然界の黄金比のあやまりもそうですが、具体的根拠に乏しいものも多くなんとも言えないのが現状だと考えます。
また、ある中学生が調査した結果では、黄金比の長方形を含む6個の長方形の中から「バランスのとれた美しい長方形」を選ぶというアンケート(n=76対象:中学1〜3年)で黄金比の長方形が26%という結果、同じアンケートで対象が先生でn=19では63.1%という結果がでています。(この先生を対象としたアンケートでは黄金比の存在を知っている先生もいる中での数字だということです。)
なかなかこういった状況で黄金比の美しいというファクターでの優位性は断定できかねると考えます。
ただ、黄金比を使ったデザインが数多く存在する、自然界にもそれなりに存在するということは1:1.618という比率に感覚的になれてしまっているということが考えられ、
結果的に「違和感の少ないデザイン→美しいデザイン」という解釈になっていく、ということならありえるかなとは思います。そしてそのような解釈のできる比率であれば、デザインをする上での優位性はある程度見込めるのではと思います。
しかし、なんらかのデザインをする際、この黄金比が中心になって組み立てていくというのはあまりないかなと思います。黄金比の存在を頭の片隅において、デザインを組み立てていく際に必要があれば引用する、そんな使い方がいいのではと思います。
デザインには無数のファクターがあり、黄金比もその1つにすぎないからです。
自分としてはこの黄金比の前にデザインについては多くのことを学ばなければならず、この比率についてはひとまずこんなところで。
ちなみにですが、このサイトでは黄金比について...まったく考慮されていません(笑)